NPO法人傾聴グループ ぬくもりほっとらいん

ひとりで悩まないで。どんな悩みもしっかり聴きます。家族のこと、人間関係、子育てのこと、うれしかったこと…。

NPO法人傾聴グループぬくもりほっとらいんは、悩み苦しんでいる人、悩みを聴いてほしい人に対して、安心して話せる機会を提供し、傾聴の学びの輪を広げ、あたたかい人間関係づくりとやさしい地域社会づくりに貢献することを目的として活動しています。

傾聴とは

傾聴って?

 あなたは話を聴いてもらったとき、『何かすっきりしない』とか『話さなければよかった』と思ったことはありませんか?それは『聞いてもらった』けど『聴いてもらえなかった』のかも知れません。それがどういうことなのか、『傾聴』という話の聴き方をちょっとだけご紹介いたします。





傾聴という聴き方

 話し手の話を相手の語るままに聴きとっていく。
 相手の言葉の意味を正しく聴きとるだけでなく、相手の感情を受け止める。
 言葉の背景にあるもの、沈黙の中に語られているものを理解しようとする。
 聴く人は、自分の体験を話したり、アドバイスや問題解決をしようとしたりしない。






傾聴してもらうと

 自分の思うままに話せる。
 
指示も評価もなく、自分のことを理解してもらえる。
 
自分が人間として大事にされていると感じる。
 
安らぎを覚え、自信を持つことができる。






 会話例

 《怒って帰ってきた娘と母親の会話》

  傾聴していない会話 

 今日はむかついた!
 何怒ってんのよ。ただいまは?
 だって最悪!
 ちょっとお母さんに当たらないでよ!
 うるさいわね!私は機嫌が悪いのよ!
 ハイハイ・・勝手に怒ってれば~。
 もういいよ!ご飯もいらない!お母さんのバカ!
 親に向かってバカとは何!?まったく~!



    話を聴いてもらうどころか 言いたい放題言われ 気持ちがむしゃくしゃしたままです。





  傾聴した会話 

 今日はむかついた!
 おかえり。どうしたの?
 もう最悪!
 何があったの?ずいぶん怒ってるね。
 だって部活で全然掃除しない人がいるんだよ!
 全然やらないなんて、それは腹が立つね。
 掃除やってって言っても遊んでいてやってくれないんだよ!
 言ったのにやってくれないんだ。
 言ったら2,3人はやってくれたんだけど・・・。
 声をかけたら始めた人もいたんだね。
 うん。でもやらない人は言ってもやらない。
 どうしたらやってくれそう?
 わからないけど、明日また話してみるよ。
 がんばってね。
 ありがとう。お母さん。


    聴いてもらったことで話が整理され、 ぶつけるところがなかった怒りも収まり 落ち着いて考えることができるようになりました。